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□ さんちゃん宇宙へ行く □

さんちゃん宇宙へ行く 完結編

出発の朝・・・

「ボクやっぱり行きたくないよ~!!怖いよ~!!!!」

「大丈夫!!みんな応援してるから!」

「でも、でも・・・・」

「がんばって宇宙船も直したんだ、きっとできるよ!」

「でも、でも、もし途中でおっこっちゃったら??」


「大丈夫よ、つよしくんの知識と技術には私も驚いたけど
これだけ完璧に宇宙船が元に戻ればなにも怖いものは無いわ
むしろ私たちがこの星にたどり着いた時よりも安全かもしれない
私を信じて!」
チョコちゃんも鼻の穴を広げて、興奮しています

「そうよ、はじめはあんなに不安げだったチョコちゃんだって
こんなに自信を持って力説してるんだもの、間違いないわ!」
はなちゃんはなだめるように、でも力強く言いました

「み、みんなちょっと落ち着いて・・・おねえちゃんも」

サクラちゃんはお家に帰れるのがうれしいのか
みんなと別れる寂しさからか、涙目でみんなのまわりを
うろうろと歩き回っています。

「食べるものだって途中でなくなっちゃうかもしれないよ」

「大丈夫!ボクの焼いたマドレーヌ宇宙食はこつぶだけど
栄養たっぷり、つよしくんたちが宇宙船を修理してる間
研究に研究をかさねた自信作さ!たっぷり半年分はあるから
心配しないで、もちろん味だって保証付きさ」
ケンタくんも自信たっぷりです

「・・・・・・半年も宇宙船に閉じ込められるの・・・?」

「んもう!じれったい!大丈夫よ、みんな応援してるから!
毎日無事を祈るから、泣かないで、男でしょう!」

「・・・・・・・・・ぐすん」

「あんたが行かないと、さんちゃんが乗れる大きさの宇宙船は
今のチョコちゃんたちだけじゃ作るのには時間がかかりすぎるし
さっさと行って作って帰ってくればいいじゃない」

みんなが声を揃えていいました

「つよしくんなら大丈夫!!」

「ごめんよ、つよしくん、ボク大きすぎるから
でもつよしくんが大きな宇宙船で帰ってきたら、
今度はボクがチョコちゃん達の
役に立てるよう、今から鍛えておくから、ね、だからつよしくんも
がんばって」
さんちゃんは優しくそう言うと長い鼻を使って
頭の上につよしくんを載せてゆっくりと
宇宙船の場所まで歩き始めました

「・・・・わ、わかったよ、でも、ボク、さんちゃんの
頭より高いところに登った事無いんだよな」
と小さな声でぶつぶつ言っていますが
もうみんなの所まで声は届きません

さんちゃんは「ポンポン」と励ますように
長い鼻でつよし君の肩を叩きます。

「ぼく、ぼく、がんばるよ」
つよしくんが自分に言い聞かせるようにささやきました。

がんばれつよしくん


小さな丸い宇宙船はみんなのベンチでピカピカと輝いています
ケンタ君がマドレーヌ宇宙食を積み込み
チョコちゃんとサクラちゃんは
みんなの顔を順番にぺろぺろとなめると
さんちゃんの鼻にしがみついているつよしくんを
そっとくわえて宇宙船に乗り込みました

「出発~!!」

青い空に吸い込まれていく小さな光の粒を
みんないつまでも見上げていました


ホントに「おしまい」


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2012/05/02 【
 
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